静岡屈指の名所「家山の桜トンネル」を車内から 今年は「EL急行」徐行運転 大井川鐵道

大井川鐵道は、沿線各地の桜の名所へのお出かけに便利な「EL急行列車」を2022年3月〜4月にかけて運転します。

EL急行「さくら号」をけん引する大井川鐵道E10形電気機関車(八木迷々/写真AC)
EL急行「さくら号」をけん引する大井川鐵道E10形電気機関車(八木迷々/写真AC)

大井川本線の家山駅から南へ徒歩10分ほど行くと、約1km続く桜並木が道路の両側を覆う静岡県屈指の桜の名所「家山の桜トンネル」があります。ほかにも、駿河徳山駅近くの「徳山のしだれ桜」、井川線の川根両国駅周辺など沿線には桜の名所が数多くあります。例年は3月下旬頃から開花が始まりますが、3月に入り桜のつぼみが膨らんできている場所もあるとのことです。

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大井川鐵道でおなじみの蒸気機関車(SL)は現在、整備期間に入っているため、2022年のお花見シーズンは「ELかわね路号」「ELさくら号」が運転されます(運転時刻は下表を参照)。SL列車で使用している昭和初期生まれの旧型客車を電気機関車(EL)がけん引する運転形態で、ひと味違ったレトロ感を味わえます。

EL列車は家山の桜トンネル周辺で徐行運転を行うため、車内の昔ながらのボックスシートに座りながら桜をゆっくり楽しむことができます。なお、EL急行列車の乗車には運賃のほかEL急行料金(大人500円・小児250円)が必要です。

【時刻表で解説】大井川鐵道 桜の開花時期に臨時「EL急行列車」を運転

大井川鐵道は、「ELかわね路1号」の乗車、全線2日乗り放題の「大井川周遊きっぷ」に、「大井川鐵道 川根温泉ホテル」での宿泊がセットになったおトクなパッケージプランを発売しています。部屋は源泉かけ流し檜風呂付きの和室が用意され、2名1室利用の旅行代金(大人1人あたり)は34,600円です。出発日は2022年3月19日(土)〜4月3日(日)で、大井川鐵道公式サイトの専用フォームから各出発日20名まで先着順での受付となります。